IPO(新規公開株)に参加するのに、最も有利な証券会社はSBI証券それとも主幹事?資金の移動は?

もし、IPO(新規公開株)に参加するのに、最も有利な証券会社は?と聞かれれば、

ほとんどの参加者は、SBI証券と答えるのではないでしょうか。

  • 年間で参加する主幹事、平幹事の数が多い
  • 抽選配分される株式数が多い
  • 資金の量に応じて、申込数を増やせる
  • IPOチャレンジポイントで優先的に購入できる

の4つが、この証券会社の特徴と言えますが、これだけ条件がそろっている証券会社も他にはないでしょう。

IPO(新規公開株)に参加することを前提とすれば、非常に優秀な証券会社と言えますが、大きなメリットの陰には、隠れたデメリットも存在します。

今回は、デメリットの分析と、克服方法を検討したいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

資金が集まるSBI証券

SBI証券は、資金の量に応じて、申込数を増やせる特徴をもっています。つまり、余った資金は全て、SBI証券に集まってくる訳です。

常に、SBI証券が最高の条件であれば、SBI証券だけでIPO(新規公開株)の申込は済んでしまうのですが、SBI証券もIPO(新規公開株)の度に『主幹事』というわけではないため、他の証券会社の方が条件がいい場合も当然あります。

この時、SBI証券から他の証券会社へ資金の移動が必要となり、SBI証券から出金し、他の証券会社へ入金することになります。

そうです。いかに迅速にSBI証券から出金し、主幹事を担当する証券会社へ資金を移すかが、有利にIPO(新規公開株)に参加する鍵を握る訳です。

SBI証券からの出金方法

SBI証券からの出金方法は、

  • 予め登録している銀行口座への出金
  • 住信SBIネット銀行への振替

の2種類があり、それぞれ特徴があります。

予め登録している銀行口座への出金

証券会社の手数料負担で、予め登録されている銀行口座に出金します。出金のタイミングは、基本的には翌営業日ですが、出金依頼の時間帯によっては、さらに出金に時間を要する場合もあります。

IPO(新規公開株)の抽選日が重なっている場合は、期会を逃すことになります。

住信SBIネット銀行への振替

SBI証券は、住信SBIネット銀行のハイブリッド預金を抽選の申込数を判断する資金(余力)とできるため、抽選前に住信SBIネット銀行でハイブリッド預金に振替ておき、抽選が終わった後に代表口座に振替れば、抽選の間だけ資金が拘束されることになります。

そうです。振替はリアルタイムで完了します。

代表口座からは、必要に応じていつでもATMから出金できますが、無料で出金できる回数がランクによって決められており、この無料出金回数を超えた出金は、手数料を支払うことになります。

IPO(新規公開株)へ有利に参加するには、住信SBIネット銀行への口座開設が重要ということは、ご理解いただけたと思います。

次章では、住信SBI銀行のランクとATMからの無料出金回数、賢い利用方法を確認したいと思います。

SBI証券と住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、サービスにランク制を導入しました。

このランクにより、ATMからの無料で出金できる回数が違ってきます。

ランク1

  • 残高照会 :無料
  • 預け入れ :無料
  • 引き出し :月2回 無料(3回目以降 108円)
  • 振込手数料:月1回 無料(他行へ)(SBI銀行へは無料)

ランク判定条件

ランク1   A~Hのいずれの条件にも該当しないお客さま

住信SBIネット銀行 スマートプログラム – ランク判定条件 より引用

ランク2

  • 残高照会 :無料
  • 預け入れ :無料
  • 引き出し :月5回 無料(6回目以降 108円)
  • 振込手数料:月3回 無料(他行へ)(SBI銀行へは無料)

ランク判定条件

ランク2   下記のF、G、Hのいずれかの条件に該当するお客さま

F
総預金の月末残高が100万円以上
G

総預金の月末残高が1,000円以上 かつ 以下の1~8の条件に2つ以上該当

  • 1. 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
  • 2. 仕組預金の月末残高あり
  • 3. SBIハイブリッド預金の月末残高あり
  • 4. カードローンの月末借入残高あり
  • 5. 目的ローンまたは不動産担保ローンの月末借入残高あり
  • 6. 給与、賞与または年金のご入金あり
  • 7. 純金積立のご契約あり
  • 8. Visaデビットカードの月末時点の確定金額が合計1万円以上
H
総預金の月末残高が1,000円以上 かつ 30歳未満

住信SBIネット銀行 スマートプログラム – ランク判定条件 より引用

ランク3

  • 残高照会 :無料
  • 預け入れ :無料
  • 引き出し :月7回 無料(8回目以降 108円)
  • 振込手数料:月7回 無料(他行へ)(SBI銀行へは無料)

ランク判定条件

ランク3   下記C、D、Eのいずれかの条件に該当するお客さま

C
総預金の月末残高が300万円以上
D
総預金の月末残高が1,000円以上 かつ 住宅ローンを利用
E

総預金の月末残高が1,000円以上 かつ 以下の1~8の条件に3つ以上該当

  • 1. 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
  • 2. 仕組預金の月末残高あり
  • 3. SBIハイブリッド預金の月末残高あり
  • 4. カードローンの月末借入残高あり
  • 5. 目的ローンまたは不動産担保ローンの月末借入残高あり
  • 6. 給与、賞与または年金のご入金あり
  • 7. 純金積立のご契約あり
  • 8. Visaデビットカードの月末時点の確定金額が合計1万円以上

住信SBIネット銀行 スマートプログラム – ランク判定条件 より引用

ランク4

  • 残高照会 :無料
  • 預け入れ :無料
  • 引き出し :月15回 無料(16回目以降 108円)
  • 振込手数料:月15回 無料(他行へ)(SBI銀行へは無料)

ランク判定条件

ランク4   下記A、Bのいずれかの条件に該当するお客さま

A
外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、500万円以上
B
外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、300万円以上 かつ 住宅ローンを利用

住信SBIネット銀行 スマートプログラム – ランク判定条件 より引用

まとめ

正直な感想を言えば、住信SBIネット銀行のランク判定条件は複雑ですが、これを克服するか、しないかで、IPO(新規公開株)に参加する効率が全然変わってきます。

最低でも、ランク2は必要です。月末のハイブリッド預金と代表口座の合計を100万円以上にするのがいちばん簡単です。

無理という方は、代表口座を1000円外貨預金を1ドルハイブリッド預金に残高を残す、でもクリア可能です。

ランク3は、ハイブリッド預金と代表口座の合計を300万円以上でクリアです。ランク2でもなんとかできる方は、無理しなくてもいいと思います。

ランク4の達成は、ほとんどの方は無理でしょう。

基本的には、月5回又は7回の出金枠をいかにうまく使うかがポイントとなります。

気を付けなければいけないのは、適用が翌々月ということです。つまり、5月末日にランク3をクリアすれば、7月に適用されます。

証券会社の立場からすれば、入金は迅速にできるようにし、出金は手間と時間がかかるようにして、資金を拘束したいのでしょうが、正直、今年の住信SBIネット銀行の改悪は影響が大きいです。

もう少し、サービス向上に努めていただきたいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もどうぞ

関連コンテンツ